「Unityで電車を走らせる」第9回目です。
前回は「駅」を作成し、Unity 上に組み込んでみました。
KoschyExpressVol.8 Unityで電車を走らせる【駅の作成】http://www.koschyexpress.com/un008/「Unityで電車を走らせる」第8回目です。前回は NavMesh を利用し、一通り電車が走り出すところまでできあがりました。その一方で、前回の動画を見てもわかるように、これまでにできあがったものは、ただ電車を走らせただけで殺風景な感は否めません。そこで今回は、電車が走るところには必ずあるとも言える「駅」を作成してみましょう。駅の作成に関しては、第4回目に作成した「直線レール」にホームを付け加えるかたちで作成をすすめていこうと思います。それでは、久しぶりに blender を起動してみましょう。まずは、直線レールのフ...
前回の動画はこちら。
駅ができたおかげで、少しは華やか(?!)になりました。今回はさらなる充実化をはかるべく、「信号」を作成しましょう。
とは言っても、残念ながら今回作成するのは、電車が通れば信号の色が青から赤に変わるような高度なものではありません。色はダミーです(笑)。ご了承ください。その分、簡単に作れますので気軽に作っちゃいましょう。
前回、駅を作成した時と同様に、今回も「直線レール」に信号を付け加えるかたちで、製作にとりかかりたいと思います。例によって、「直線レール」の blender ファイルをコピーし、ファイル名を “Signal” としましょう。このファイルを使って「信号」を作っていきます。
「信号」は赤黄青の色が発光する信号機部分と、それを支える柱の部分とで構成しましょう。
まずは柱を作成します。柱は円柱タイプにしてみましょう。カーソルを原点に移動させた後、「オブジェクトモード」で「追加「メッシュ」「円柱」で信号の柱を作成します。「ツールシェルフ」の円柱の追加の欄から次のようにそれぞれの値を設定しましょう
【半径】0.100
【深度】3.000
【ふたのフィルタイプ】なし
【位置】X: 1.5 Z: 1.5(Y: 0 のまま)
次に信号機部分を作成しましょう。「編集モード」に切り替え、カーソルを原点に移動させた上で、新たに「追加」⇒「立方体」を用意します。
移動と拡大縮小をして、かたちを整えていきます。
次に信号機の角を丸めます。「辺選択」に切り替え、四隅の角を選択します。
「メッシュ」「辺」「ベベル」で角に丸みをつけます。ベベルの値は次の通りです。
【セグメント】4
【側面】0.5
続いて信号の色(赤黄青)の部分をつくります。小さな円柱を三つ用意しましょう。「追加」「円柱」で、新たに円柱を作成し、次のようにそれぞれの値を変更します。
【半径】0.2
【深度】0.05
【位置】X: 1.5 Y: 0.25 Z: 4.0
【回転】X: 90°(Y: 0° Z: 0°のまま)
あとは、「メッシュ」「複製を追加」で上下に二つ追加します。
【ベクトル】Z: 0.6(X: 0 Y: 0のまま)
二つ目
【ベクトル】Z: -1.2(X: 0 Y: 0のまま)
最後に色付けです。
【信号機】#333333
【信号の色(青)】#00FF33
【信号の色(黄)】#FFFF00
【信号の色(赤)】#FF0000
最後に信号の位置がレールに近かったので、オブジェクトモードに変更し、少し間隔をあけるようにしました。
それでは早速、Unity に取り込んでみましょう。
ちょっと信号機が大きすぎましたね。でも、これくらいのほうが目立っていいのかもしれません。少しずつですが、素材も増えてそれらしくなってきましたね。次回どうぞお楽しみに。