Unityで電車を走る。第一回目は、何がともあれUnityで走らせる電車を作ってみましょう。
上の画像が暫定的な仕上がりのものです。

 

これをblenderを使ってイチから作っていきましょう。
とその前に、注意事項ですが、基本的にはモデリングに手間をかけたくないので、精密なものはつくりません(見ればわかりますが)!
技術的な問題(スキルがない、、、)というのもありますが、将来、改めて作り直す予定なので、今回は割り切って簡易なもので我慢しましょう。
あと今回、私はwindowsで作成しますので、操作方法についてはwindowsの方法でのみ説明します。
どうぞご理解ご了承ください(Macユーザーの方、ごめんなさい)。

それでは改めて、作業の手順から説明していきましょう。
作業の大まかな流れとしてはこんな感じでしょうか。

1、車輪をつくる。
2、本体部分をつくる。
3、簡単な加工、色付け

これら3つの作業を1から順にすすめていきましょう。

1、車輪をつくる

車輪を作る前に、まずは車両の大きさを考えてみましょう。
調べたところによると、実物の電車の大きさは長さ:20m 幅:3m 高さ:4m ぐらいです。
おもちゃっぽく見せるため、長さを1/2程度圧縮し、長さ:6 幅:2 高さ:2.5 で作ってみましょう。
見た目やバランスが悪ければ、後で調整するということで。

まずは仕上がりの確認から。

車輪は最初に1つ作り、それをコピーして4つにしましょう。

まずは、円柱の作成から。

<shift + s> カーソル→原点 でカーソルが原点にあることを確認した上で、
・オブジェクトモード⇒追加⇒メッシュ⇒円柱
を順に選択しましょう。
カーソルを中心に円柱が作成されます。

円柱の大きさ等は次のように設定しましょう。
・頂点:16 半径:0.5 深度:0.2 ふたのフィルタイプ:三角の扇形

あとは、回転のY軸のみを90にし、車輪を立ててみましょう。

こんな感じにできあがるかと思います。

車輪の上半分は、最終的には車両本体に隠れてしまうので、
ここで、車輪の上半分を省いてしまいましょう。

それでは「編集モード」にし、「頂点選択」「陰面処理」の状態にしましょう。

「短形選択」車輪の上半分を選択の上、「頂点」を削除します。
選択の際、<テンキー3> で作業がしやすくなります。

 

簡素なものですが、ひとまず、これを車輪としましょう。
これを4つになるようコピーをします。

まずは、車輪の位置を調整しましょう。

車輪を全選択 (A) し、「トランスフォーム」、「移動」、プラス移動をZ軸のみにするため、<Z> を押しましょう。
その上でZの値を 0.250 にします。

これでいい感じの高さになりました。

続いて、車輪の位置を移動させますが、まずは車両本体の位置を確認したうえで、
車輪の移動先を決定しましょう。
今回、車両本体は長さを 6 にしますが、作成の際、前後(Y軸方向)に ±3 の長さで車両本体を作成しようと思います。
また、車両本体の幅は 2 なので、同様に、左右(X軸方向)に ±1 の幅で車両本体を作成しようと思います。
そして、肝心の車輪の位置(中点)は前後 ±1.5、左右 ±0.6でいかがでしょうか。
まとめると車輪の位置は以下のようになります。

<車輪の位置関係>
・1つ目 X : +0.6 Y : +1.5
・2つ目 X : -0.6 Y : +1.5
・3つ目 X : -0.6 Y : -1.5
・4つ目 X : +0.6 Y : -1.5

それでは、改めて車輪を移動させましょう。

車輪を全選択 (A) し、「トランスフォーム」、「移動」で中点を下記の位置へ。
・1つ目 X : +0.6 Y : +1.5

次に2つ目を移動させます。1つ目の車輪をコピー(「メッシュ」、「複製を追加」)し、下記の位置へ移動させましょう。
・2つ目 X : -0.6 Y : +1.5

同様にコピー&移動し、3つ目の車輪を作成しましょう。
・3つ目 X : -0.6 Y : -1.5

最後は4つ目です。これまでと同様に下記の位置へコピー&移動させます。
・4つ目 X : +0.6 Y : -1.5

これで車輪が4つできあがりました。

最後に、簡単に色づけしましょう。
車輪4つ分を全選択し、「マテリアル」「新規」で新しく色を用意しましょう。

「ディフューズ」の白色の部分をクリックし、色を作成します。

色に関しては、お好みで選んでもらっていいかと思いますが、今回は「16進数」「FFFF00」で黄色にしてみました。
ついでに名前も「Yellow」に変更。

最後に「割り当て」を選んで完成です。

いかがでしょうか。まだ作り込めそうな余地はありますが、車輪部分ひとまずこれで出来上がりとしましょう。

次回は2. 本体部分にとりかかりましょう。